胸が小さい、または垂れてきている、とバストにコンプレックスを抱える人の中には、それを無意識に隠すようにして猫背になり、肩を内側に落としてしまいがちな人が多いのです。残念なことに、それがまた胸、乳房を支えるための大胸筋を縮めてしまい、本来あるべき美しい形の胸を崩してしまうのです。よって、基本的なバストアップのための補正としては、肩を後ろに引き気味にして、鎖骨から左右にぐっと引き延ばすように立ってみましょう。その動作自体が美しいバストの土台となる大胸筋のストレッチとなります。その部分の筋肉がしっかり使われることによって厚みを増し、乳腺を刺激してふっくらとした乳房を作る素地となるのです。大胸筋が固く小さく、薄いままでは、なかなかバストアップの効果がでないのです。よって、まずは姿勢を補正するために、頭のてっぺんから空に向かって引っ張り上げるように背筋を伸ばしましょう。可能であれば、鏡の前で、お腹とお尻をきゅっと締めてまっすぐに立ち、自分の現在の姿を観察してみることをお勧めします。そして、常にその姿勢を保つことで体の内側にあるコアの筋肉に負荷を与え、立ったり、座ったり、歩いたり、という動作の中で自分の目指すボディに近づけていく、その素地を作っていくのです。次に、俯きがちになっている人も多いので、顎を上に上げて頭を後ろに下げ、胸から喉にかけてのデコルテラインを縦にのばして引き上げましょう。顎から胸の皮膚は当たり前ですが一枚で繋がっているため、それらの血液循環を良くし、垂れがちな前側の皮膚と筋肉を引き上げるのです。息を吸いながら顎を引き上げ、吐きながら戻す、という動作を繰り返すだけでも垂れがちなバストを引き上げる作用があります。さらに、背筋を伸ばしたままで手を後ろに回し、両手をぴったりと合わせるように繋いで、後ろに持ち上げて腕の付け根の前側の筋肉を伸ばします。この作用で大胸筋がさらに左右に広がり、鎖骨も大きく引き伸ばされるために土台から乳房が持ち上がっていくのです。この動作は背中にある肩甲骨がぐっと背骨に向かって寄せられるようになり、姿勢の向上、そして肩こりの緩和などにも効果をもたらします。また、お風呂に入ったときには湯船で体を温めたうえで、大胸筋の上に載っている乳房の部分をてのひらで包むように洗いながら、下から掬い上げて内側に寄せる、という動作も毎日繰り返してみましょう。乳がんの自己検診にも繋がりますが、ベースの筋肉と乳房のふっくらした部分の間の血液循環が向上し、さらにデコルテ部分の皮膚のツヤもよくなるため、より一層自信を持てる美しいバストへと変化していくのです。